琉球王朝を感じる

世界遺産首里城の魅力

沖縄の観光スポットで、欠かすことが出来ない場所の一つに首里城があります。
首里城跡は、2000年に世界遺産に登録され、沖縄を象徴する場所のひとつです。

特に守礼門と正殿が有名で、それをバックにした写真撮影が頻繁に行われているぐらい、地元の観光の中心となっています。
城の創建は、詳しくは解っていませんが、遺構の分析から14世紀末の頃と推測され、尚巴志の琉球王朝を立てたことによって、王家の居城として用いられたとされます。

ただ琉球王朝の史書には、何度か焼失した記録も残されていて、現在の建物は復元されたものになります。
古来の日本の城と違って、中国・朝鮮の影響を受けた造りであり、門や建物は朱塗りを根本にして、美術品には国王の象徴である龍を用いているのが特徴です。

政治の中心地としての機能を果たした点もあり、交易によって栄えた那覇港を見下ろす形で建設されています。
また政治・儀礼的な側面も色濃い城でもあるため、当時の国王の結婚式も首里城で行われていたと言われています。
きっと、とてもきらびやかな結婚式だったと想像できますね。
首里城に訪れれば、自分も王侯貴族になった気分を味わうことが出来る観光スポットです。

男子禁制でもあった斎場御嶽

首里城跡が世界遺産に登録されたことから、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、斎場御嶽も世界遺産に登録されています。
沖縄県の南城市にある史跡で、15世紀から16世紀にかけての琉球王朝の尚真王時代のものになります。
斎場御嶽の謂れには、最高位という意味がこめられており、神々に繋がる神聖な場所として捉えられています。

実際に、三庫理と呼ばれる拝所があり、そこには琉球の創世神のアマミクが降臨する場所として伝承されているのです。
神名でも「君ガ嶽、主ガ嶽ノイビ」と呼ばれ、国王の就任儀式等が行われた場所であります。
また斎場御嶽は本来、男子禁制の場所であり、たとえ王国の最高権力者である国王であっても女装を行ってしかこの地に赴くことが出来ないとされた場所なのです。

この御嶽内は、祭礼にも使われたとされる数多くの陶磁器や勾玉等が出土されており、それが国の重要文化財としても保管されています。
現在は観覧が有料化され、近くに緑の館・セーファに入館してから観覧できる形になっています。

料金は、大人200円で子供100円の入館料がかかります。
それでもマナー違反も多数あるため、文化財保護のためにも以前のように男子禁制を徹底するように検討する動きもあります。
つまり沖縄で結婚式を挙げたカップルが、その創世神のアマミクにあやかりたくても、一緒に訪れることが出来ない場所となってしまうかもしれません。